
昔から食べ物を粗末にしてはいけない
そう教えられて育ったはずだった
けれど、この業界に入ってからは違う
気づけば私は
食べ物を踏み潰すプレイに身を委ねていた 最初は戸惑いと罪悪感しかなかった
ある日ふわふわのケーキを押し潰した瞬間
足の裏に広がる柔らかな感触
耳をくすぐるぐちゃりとした音
そして漂う甘い香りに思わず身体が熱くなった その背徳の一瞬が
やがて快感に変わっていった でも
潰した食べ物をそのまま捨てるなんてできない
だから最後は、あなたの口に運ばせてね
潰された痕跡ごと
甘く味わってほしいの。